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2009.05.11.

東のエデン JUIZ CALL



東のエデン JUIZ CALL

フジテレビの深夜アニメ枠"ノイタミナ"で現在放送中の「東のエデン」おもしろいですよね!
僕はノイタミナも、
プロダクションIGも、
羽海野チカさんも、
神山健治監督も、
大好きなので毎週木曜24:45が楽しみでしょうがありません!

東のエデンが面白いところはストーリーだけじゃなくて、
「JUIZ CALL」という番組連動企画があるところ。
今回は「JUIZ CALL」を考えてみます。


◆JUIZ CALL概要◆
アニメ「東のエデン」同様に100億円を使い切る仮想ゲーム。
参加者は番組やWEB、モバイル、雑誌など様々なところから
パスワードを探し出し、ミニゲームに参加。
ミニゲームをクリアするとパスワードに応じて金額が減っていく。
見事100億円使い切ればゲームクリアとなる。


パスワードはアニメの放送後や、WEBサイトに散らばっているわけなんですが、
おそらくそれだけでは100億円は減らせません。
雑誌やイベントで配られるチラシ、メールなど、自分の足で稼がなければ足りないんです。

雑誌、イベント、WEB、携帯メール、
これはクロスメディアですよね。
クロスメディアについては以下参照(汗)

情報が溢れている現代では、
消費者は「自分に関係ない」と思った情報を遮断しようとします。
いわば、[情報バリア」を張った状態にあります。

消費者に着実にメッセージを届けるためには、
彼らが気になる、
あるいは関わりをもちたがる情報を示すことで、
[情報バリア」から"誘い出す"アプローチが重要です。

"誘い出し"のポイントは「シナリオ(導線)づくり」
「情報バリア」から誘い出し、さまざまな行動を起こして
もらうためには、ターゲットを動かす「シナリオ(導線)」づくりが
ポイントになります。
それによって、消費者は興味を持って能動的に情報を求め、
いつのまにかブランドのファンとなり、
購買へと至るアクティブなブラント体験をすることでしょう。

[クロスメディア 4つのポイント]
1.ターゲットインサイトやメディアインサイトに基づいて、
2.「広さ」(リーチ&フリークエンシー)と「深さ」(関与が高まる度合い)を考えた
3.コミュニケーションの「シナリオ(導線)」を
4.複数のコンタクトポイントを効果的に掛け合わせてつくること
<参照 電通クロスイッチ より>


つまりアニメだけで終わらせない工夫がたくさん盛り込まれているわけです。
「JUIZ CALL」というシナリオを通して
僕達が「東のエデン」の様々な情報に触れ
「東のエデン」について深く理解し
「東のエデン」ブランドを築き上げ
最終的に映画であったりDVDなどのライツビジネスに落とし込む。
もっと発展すればなおよし。

実際すでに放送終了後には「東のエデン」11日間のその後の物語が映画になるらしいです。

「JUIZ CALL」の仕組みをクロスメディアに当てはめたのはちょっと大げさかもしれません(笑)
でも広告のビジネスモデルが変わりつつある今、アニメだからって笑ってもいられなくて
1つのビジネスとして成功に導くことが大切なんじゃないかと思います。
アニメは日本の大事な産業ですから。

ん~まだまだ勉強不足ですね・・・