2009.10.07.

「あなたもいままでの10倍速く本が読める」を読んだ。

あなたもいままでの10倍速く本が読める
ポール・R・シーリィ
フォレスト出版
売り上げランキング: 1631
おすすめ度の平均: 3.5
5 速読の決定版
1 これを読んでから買ってください
3 結局は練習あるのみ
4 速読術もバカにしたものではない
4 これは速読法ではない

この本は「考具」を読んだときに出てきたフォトリーディングについて、その実践方法が書いてあります。ちょっと考具を読んでから時間が経ってしまったけど、今後必要だと思ったので読みました。

本のタイトルは雑誌の裏表紙の怪しい広告みたいな感じだけど、かなり役に立つ本だと思います。ただ、小説とかにはあんまり向かなくて、あくまで論文とか、企画・ビジネスなんかでたくさん本を読まなきゃいけない場合に効果を発揮します。(小説は楽しく読みたいし!)


フォトリーディングってなに?

フォトリーディングは、文章を文字としてではなく画像として処理します。
そうすることで文章を読むときに使う左脳ではなく、右脳を使って処理します。
見開きのページを1枚の画像として"観る"ことで、1ページあたり1~2秒程度で処理出来てしまうんです。

あくまで"読む"のではなく"観る"んです。
意識的に読む作業を行うと、その文章に対して批判・論理・分析的な働きを脳がしてしまい処理が遅くなります。本を読む目的をインプットだけに絞ることで高速処理が実現するんですね。

フォトリーディングにはステップがあって順々に行うことで、理解が深まります。

  • ステップ1:準備・・・本を読む目的を明確にする。
  • ステップ2:プレビュー・・・本全体を調査して大まかな内容を把握する。
  • ステップ3:フォトリーディング:インプット作業
  • ステップ4:アクティベーション・・・必要な箇所を抜きだし、理解を深める。
  • ステップ5:高速リーディング・・・最初から最後までいっきに読む。


とにかくフォトリーディングでは何度も本の内容全体に目を通すことが一番重要なコト。

過去には、頭から順に読んだけど結局内容がいまいちわからなかったって本があったり、途中でつまずいて理解するのに時間がかかったなんて本が結構あるもんです。
そんな過去におさらばして、効率よく時間を使えるように。